「Adams」を使ったリアクションホイールのベアリング解析が航空宇宙技術論文集に掲載

2018年4月16日
エムエスシーソフトウェア株式会社
エムエスシーソフトウェアの汎用機構解析ソフトウェア「Adams」を使った、東京大学および宇宙航空研究開発機構、エムエスシーソフトウェアとの共著による技術論文「人工衛星用リアクションホイールの微小振動制御のためのアンギュラ玉軸受の軸方向振動のマルチボディダイナミクス解析」が、航空宇宙技術(オンライン論文集)に掲載されました。
■論文番号:JSASS-D-17-00071R1
タイトル:
「人工衛星用リアクションホイールの微小振動制御のためのアンギュラ玉軸受の軸方向振動のマルチボディダイナミクス解析」
概要:
人工衛星においては、高精度な観測センサへの悪影響を与えないために回転中の軸受の振動を極めて小さくする必要があるが、姿勢制御機器であるリアクションホイールに発生する軸受起因の微小擾乱発生のメカニズムは明らかにされていなかった。
本研究では、アンギュラ玉軸受及びリアクションホイールのマルチボディダイナミクス解析を行い、機械的因子(内輪や外輪の非真円性、内輪と外輪の角度ミスアライメント)が軸方向振動の1~4 次の回転次数成分に影響を及ぼす力学的メカニズムと、軸受の振動がリアクションホイールに及ぼす影響を解明した。また品質工学におけるパラメータ設計をホイールの軸方向振動に適用し、SN比への影響の大きさを比較することで、リアクションホイールの振動を抑制するための設計方針を立てられることを示した。
以上
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