「MSC Nastran 2018.2」リリース開始

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2018年8月9日

エムエスシーソフトウェア株式会社

エムエスシーソフトウェア株式会社は、「MSC Nastran 2018.2」のリリースを開始しました。

MSC Nastran 2018.2では、幅広い解析分野で多くの機能強化を行ったMSC Nastran 2018に加え、下記の機能強化がなされています。

 

MSC Nastran 2018.2のハイライト:

■ MSC Nastran - AVL ExciteTM ワークフローの大幅な効率化

  • 実固有値解析(SOL 103)および陰解法非線形解析(SOL 400)モデルからAVL ExciteTM EXB入力ファイルを直接エクスポートできます。これにより、多くの中間ファイルの出力・保存・変換が不要になり、パワートレインシミュレーションを大幅に加速しました。
  • 外部スーパーエレメントに基づく効率的な周波数応答(SOL 111)および過渡応答解析(SOL 112)のデータリカバリが可能になりました。
  • 高次の質量不変量を計算するためのSMP並列化をサポートします。
  • 仮想質量をサポートします。

 

■ 接触モデルの検証と確認

  • フルシミュレーションを実行する前に接触モデルをチェックし、初期段階の接触状態が妥当かどうかを判断します。
  • HDF5結果ファイルの接触データブロックが拡張されました。
  • 初期無応力接触によって引き起こされる形状修正をチェックします。
  • 接触ボディ間の間隙/オーバーラップ距離を出力できます。

 

■ 周波数依存材料モデルのソリューションの計算効率と使い勝手の向上

  • MSC Nastran 2018では、汎用的な周波数依存の材料特性を考慮した周波数応答解析機能が導入されました。MSC Nastran 2018.2ではこの機能の計算効率と使い勝手の向上を図り、マスター周波数セット定義を自動化しました(MFREQUENCY=AUTO)。 

 

■ ローターダイナミクス

  • 2D/3Dローターのローター質量の要約にPARAM, WTMASSのスケール効果が含まれるようになりました。
  • 周波数応答解析に対してWTMASSを伴うUNBALNCの荷重スケールがサポートされるようになりました。

 

■ WMODAL ―モーダル過渡応答解析(SOL 112)における構造減衰の粘性減衰への自動変換

  • 新しいパラメータWMODALが導入され、各励振周波数において構造減衰値を自動的に等価な粘性減衰に変換し、より正確なモーダル過渡応答解析が可能になりました。
  • PARAM, W3/W4の「最良の」値を決定する必要がなくなりました。

 

■ 梁要素の端部荷重 – せん断流れポスト処理機能

  • ケースコントロールBENDLコマンドを使用して、パネル(シェル)/補強材(バーまたはビーム)の構築とそれに関連するせん断流れに対して、梁要素の端部荷重の計算が可能になりました。

 

■ 陽解法非線形解析 – SOL 700

  • 古いSOL 700の材料モデル入力から可能な限り新しいSOL 700の材料モデル入力に変換するために、新しいトランスレータDEMATDが追加されました。
  • このトランスレータについて記述された、新しいドキュメント『MSC Nastran 2018.2 DEMATD Guide』がリリースされました。

 

■ ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の機能強化

  • モーダル縮退変換を必要とするモーダル周波数応答解析(SOL 111)で、より高速な処理を行うためにACMS(自動部分モード合成法)が改善されました。
  • MSC Nastran 2018に導入された解析ソルバーやDMP/SMP組み合わせの自動選択機能であるSOLVE=AUTOが指定されている場合、CASI反復ソルバーの選択を排除するための新しいオプション(CASI=NO)が追加されました。このオプションを選択すると、解析モデルや計算マシンの使用可能なメモリをベースにPARDISOソルバーか従来のスパースソルバーを自動的に選択します。
  • RCファイルまたはコマンドラインにSOLVE=AUTOおよびCASI=NOを追加できるようになりました。
  • 加振周波数、計算マシンのコア数および使用可能なメモリに基づく直接周波数応答解析(SOL 108)のDMP/SMP組み合わせの自動選択が強化されました。これにより、多くの加振周波数を有する小規模な周波数応答解析モデルの計算効率を大幅に改善します。
  • フルデータリカバリオプションを伴う実固有値解析(SOL 103)の計算効率を向上し、I/Oを削減しました。
  • BUFFSIZEのデフォルト値が8193から32769に変更されました。

以上

■この件に関するお問い合わせ

エムエスシーソフトウェア株式会社 マーケティング部  秋元

TEL: 03-6911-1218 / E-mail: mscj.market@mscsoftware.com