Adams Real Time

HILS (Hardware-in-the-loop Solution)

安全運転支援システム(DSSS)、光学式センサー(LIDAR)、電波式センサー(RADAR)、ドライビングシミュレータ(VI-grade社のDiM Driving Simulator等)といった実機のハードウェア間を同期させる場合と同様に、車両シミュレーションを実機と同期させる場合、ソフトウェア側も「リアルタイム同期」が可能な計算速度が必須になります。 弊社のAdamsは、自動車業界の(実機ハードウェア類と接続する前段階のオフライン状態において)車両性能を詳細に検討するツールとして長い歴史があります。今回新たに開発したAdams Real Time オプションを用いることにより、ソフトウェア・インザループ(SIL)、ハードウェア・インザループ(HIL)、先端車両運転支援システム(ADAS)などのオンライン同期計算にも、高精度なAdamsの車両モデルを再利用することが可能になります。

Adams Real Timeオプション を用いた「1つの機構解析ツールと 1つの車両モデル」は、従来の車両開発工程に対して数週間単位の期間短縮を実現するだけでなく、異なるソフトウェア間での車両モデル変換のための作業時間や自由度縮約時の精度検証時間といった解析前作業時間の削減を目指しています。

Adams Real Time の積分器オプション (Adams Solver Fixed Step)
Adams Real Time オプションの一つであるAdams Solver Fixed Stepは、固定ステップ計算を行うためのAdams Solverのオプションです。 このオプションを用いることにより、ハードウェア側との「リアルタイム同期」に要求される演算速度(固定反復計数)と同期間隔(ステップ分割数)の両方を陰解法のまま保証します。Adamsの車両モデルを変更せずにAdams Solver Fixed Step オプションの設定を変えることにより、ハードウェア類と接続する前のオフライン状態で使用する「詳細な可変ステップ計算」と、ハードウェア類と同期させるオンライン状態での「固定ステップ計算」の切替を可能にします。このAdams Solver Fixed StepオプションはWindows X64とLinux X64の両プラットフォーム上のAdams Solverにて使用可能です。

Adams のリアルタイムOSサポート(Adams Solver Real-Time OS)
先端車両運転支援システムやドライビングシミュレータといった複数のハードウェアと接続する場合は、ハードウェアとソフトウェア間にてより正確な信号同期が必要になります。この厳格な信号同期管理に特化したOSがリアルタイムOSです。Adams Real Time オプションの一つであるAdams Solver Real-Time OSオプションを追加することにより、Linux用リアルタイムOSとして実績のあるConcurrent社のRedHawk Linux上にてAdams Solver、Adams View、Adams Carのモデルの機構計算が可能になります。更に、他のOS上のAdams ControlsからFMI2.0形式にて出力した車両モデルを、Concurrent社のハードウェア同期管理ソフトSimulationWorkbench(SimWB)と接続させて、他のハードウェアとのリアルタイムな同期が可能になります。