MSC Fatigue

FEベースの耐久性ソリューション
MSC Fatigueは、FEベースの耐久性および損傷許容性ソルバーです。そして、時間領域と周波数領域の両方で静的問題と動的問題に対応し、全範囲で破壊と疲労寿命を計算できる唯一のソリューションでもあります。

ある推定によると米国では、構造物で予定より早く疲労破壊が発生することに起因する年間コストは、国内総生産(GDP)の4%にも達するとされています。負荷サイクルを何度も、ときには数百万回も繰り返してテストするのは、コストと時間がかかりすぎて現実的とは言えません。

有限要素解析のプログラムで、応力の「ホットスポット」が存在することは指摘できますが、それだけでそのホットスポットが疲労欠陥の致命的な原因になるのかどうか、まして疲労がいつ問題として顕在化するかまでは特定できません。この統計をこれ以上大きくしないために、多くのメーカーはプロトタイプ開発サイクルが伸びても、部品の過剰重視、予想外の保証請求、顧客の信頼喪失などにただ甘んじているだけです。

MSC Fatigueでは、耐久性を評価するエンジニアが製品の耐久時間を迅速かつ正確に予測することができ、そのとき時間依存と周波数依存のどんな条件も組み合わせることができます。プロトタイプのテストが少なくなる、製品のリコールが減る、保証コストを抑えられる、製品設計が所定のテストスケジュールを通過するときの安心度が上がる、などのメリットがあります。

最新リリースのMSC Fatigueは、現在販売されている中で最も先進的なフル機能の耐久性製品です。MSC Fatigueの高度な疲労寿命推定プログラムを使用すれば、応力解析に用いられる同じFE結果を利用して、包括的な疲労解析を実行できます。環境はシームレスにCAEに対応しているので、動的解析と耐久性を使いやすい1つのユーザーインターフェースで管理できます。MSC Softwareが20年以上にわたって開発してきた高度なモジュールのほか、nCode DesignLifeのプログラムスイートの一環として開発された最新のモジュールも組み込まれています。

MSC Fatigueの機能

MSC Fatigueは、設計に関する耐久性の予測機能について実績のあるソリューションであり、以下のような特徴で競合製品を大きく引き離しています。

  • 設計に関する疲労寿命を対話的に最適化。
  • CAE環境内で動的解析システムと密接に結び付けられた疲労計算を用いて効果的に動作。
  • MSC Fatigueのリリースごとに、常に多くの機能を強化し、また新機能を導入。
  • さまざまな段階で疲労寿命解析の監視、開始、停止、監査が容易。
  • 高度なマルチ入力の周波数に基づく動的ツールを使用。
  • MSC Fatigueの包括的な溶接技術を用いて、溶接の寿命を予測。
  • MSC FatigueとnCode DesignLifeの各リリースに含まれる最新の疲労解析機能をすべて利用。
  • 新しく実装された「応力勾配」方式を利用して、エンジン疲労の解析を拡張。
  • 静的イベント、動的イベント、熱イベントにより発生する疲労の挙動をシミュレート。
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Nastran Embedded Fatigue (NEF)
CAEベースの疲労計算のための全く新しいコンセプト

疲労解析ステップがポスト処理ではなく、初めて求解プロセスの一部として行われました。これは、手間と時間のかかる現在のプロセスを改善します。管理しなければならないさまざまなファイルを大幅に削減し(耐久性管理の改善)、大規模ジョブでかかる全体的な処理時間もこれに応じて低減されたため、NEFは現在の計算方法に革命をもたらしました。

Nastran Embedded Fatigue(NEF)では、大きな応力(中間)ファイルの必要がなくなりました。このため、応力ファイルを転送する必要がなくなり、CPU(メモリ)要件およびメモリでの疲労計算の処理に関連する機能も低減されました。このようにして、大規模モデルでフルボディ疲労計算が可能になりました。

 

MSC Softwareは、疲労解析のトレーニングクラスとエンジニアリングサービスの提供において、世界をリードする専門家を活用しています。疲労解析のトレーニングには、ソフトウェアに注力したコース(PAT319)、またはテクノロジに注力したコース(NAS319)があります。MSC Softwareでは、現在はGUIベースの疲労解析プロセスを採用しているが、ソルバー組み込み型アプローチに切り替えたいユーザー向けにカスタマイズされたDurability Management Quick Start Project(NAS399)の提供も可能です。