「Digimat 2019.0」リリース

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2019年4月9日

エムエスシーソフトウェア株式会社


エムエスシーソフトウェア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:加藤 毅彦、以下MSC)は、マルチスケール材料モデリングプラットフォーム「Digimat」の最新バージョン「Digimat2019.0」をリリースしました。

 

Digimat 2019.0では、多くの機能拡張が行われ、精度の向上、新しい材料システム、および開発時間の効率化によって複合材料および部品の設計・製造を支援する革新をもたらし、コストの低減に貢献します。

また、Digimat 2019.0は、強化プラスチック部品の高精度衝突シミュレーションを可能にし、材料ライフサイクル管理システム「MaterialCenter」との強力なインターフェースを有しています。

 

  • 強化プラスチック部品の高精度破壊・衝突シミュレーションを実現

強化プラスチック材料を用いた軽量部品設計の“高”精度の破壊・衝突シミュレーションを実装しました。材料のミクロ構造が反映されることで、繊維配向分布に加えてウェルドライン位置、特定を予測する新機能が導入され、初期段階でより適正な設計が可能となります。衝突解析用材料モデルの作成に必要な時間および手順の複雑さは、新しいひずみ速度依存モデルによって大幅に低減されます。

 

  • 強化プラスチック部品の寿命予測のための新しいソリューション

DSMと共同で、効率的な材料モデルのパラメータ作成からDigimat-RPの専用疲労ポストプロセッサーにいたる、強化プラスチック部品の一定振幅荷重疲労解析のための最新のワークフローを揃えました。このソリューションは、Digimat-MXデータベースで利用可能な疲労データによって補完されます。

 

Tii®PA4Tを開発するDutch State Mines(DSM)のグローバルマーケットデベロップメントマネージャー Tim Vorage氏はこの機能について以下のようにコメントしています。「自動車産業は、機能統合、NVH最適化、コスト最適化、CO2排出量の削減、安全性の考慮、インフォテインメントシステム、バッテリ駆動車両の走行距離の拡大などの様々な理由から常に軽量化を求めています。別の観点では、設計者および技術者は、より短い設計サイクルに直面しており、これはコンピュータベースの設計、部品性能の可能性予測、および3Dプリンティングが、金属代替/樹脂化プロジェクトの鍵となることを意味します。パートナーは、e-Xstreamとの密接な協力により、これらの重要なニーズに対処し、ForTii®Ace MX53T(PA4T GF50)などの革新的なエンジニアリングプラスチックを使った部品性能の予測が可能になります」

 

  • 繊維強化樹脂の積層造形のための統合シミュレーション

高性能繊維強化材料により、樹脂の積層造形産業は製品製造のフェーズに入りました。Digimat2019.0の潜在能力を最大限に発揮するため、反りの予測と緩和のためのプロセスシミュレーション能力と、製造後の部品性能の検証の両方を提供し、材料と製造の影響を考慮した性能最適化を可能にします。さらに、繊維強化材料モデルは、DSM、Solvay Specialty Polymers、Stratasysの材料システムをDigimat-MXから容易に入手可能です。

Solvay’s Specialty Polymersのグローバルビジネスユニット ビジネスマネージャーのChristophe Schramm氏は次のように述べています。「我々のAM用フィラメントの成長範囲は、この急速に進化している市場で業界のリーダーとしての地位を確立するという決意を明白なものとしています。Digimat®-AMは、ユーザーが3Dプリンティングの造形プロセスのシミュレーションにより、「初回から精度よく造形する」ために3Dプリンティングの熱力学挙動を予測できるようにします」

 

  • 発泡材料のモデリング

剛性と密度の様々な組み合わせを有する発泡材料において、エンドユーザーがミクロ構造を制御し、材料特性を要件に合わせて調整することを可能にします。新しいバージョンでは、この材料群をDigimatの材料エンジニアリング能力に導入し、ポリマー、複合材料、セラミックおよび金属を含む広範囲の材料を補完します。

 

  • エンタープライズレベルでの物理的・仮想的複合材料データの管理

Digimat-VAとMaterialCenterは、2019.0リリースで強力に連携し、仮想テスト結果と物理テスト結果の企業全体の管理を可能にします。MaterialCenterに格納されたプライの特性は、設計許容値推定解析の入力データとして使用することができ、仮想テスト結果は、利用可能な物理データと共に、MaterialCenterに格納、共有、および管理することができます。

 

  • Digimatの高度材料データベースの拡大

高度な材料データへのアクセスは、射出成形または添加剤製造用途のいずれの場合でも、高精度構造分析およびプロセスシミュレーションを達成する鍵となります。Digimat-MXデータベースは、有効な既製材料モデルへの広範囲の材料供給業者からの直接アクセスを可能にします。新しいバージョンでは、市場をリードする公開データベースをさらに強化します。新規材料サプライヤー2社:BorealisおよびSUMIKA Polymer Compoundsが追加されました。また、旭化成、DSM、DuPont Performance Materials、クラレ、SABIC、SOLVAY Engineering Plastics、SOLVAY Specialty Polymers、Stratasysの新規の材料グレードおよび新しい材料モデルが含まれています。全部で68の新しい材料グレードが追加され、疲労データを含む15,871の新しい材料モデルがあります。

 

e-Xstream engineering CEO兼MSC Software Chief Materials StrategistのRoger Assakerは、次のように述べています。「これはDigimatの強力なリリースであり、高性能製品の効果的で効率的な設計により、材料の最適な利用をサポートします。DigimatとMaterialCenterとを相互に活用して、すべての業界の顧客に企業全体のICME(Integrated Computational Materials Engineering)ソリューションを今後提供していく最初のリリースとなります」

 

*記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

以上

MSC Softwareについて

MSC Software Corporationは複合領域シミュレーションソリューションのグローバルなリーディングカンパニーとして製品の設計やテストにおける品質向上、時間短縮、コスト削減を支援するソフトウェアおよびサービスを提供しています。MSC Softwareはシミュレーション技術ソフトウェアならびにサービスにより短期間でより優れた製品を開発できるよう世界中の何千社もの企業と協業しています。

MSC Softwareは米カリフォルニア州ニューポートビーチを本社とし、世界22カ国に支社・支店を展開しています。1982年2月に日本法人を設立し、東京本社の他大阪・名古屋に営業拠点があります。従業員数は世界で約1,500名です。

MSC Softwareは、産業地理空間情報ソリューションで生産性と品質を改善するITソリューションのリーディンググローバルプロバイダーであるHexagon(NASDAQ Stockholm:HEXA B; hexagon.com)のグループ企業です。ホームページ:http://www.mscsoftware.com/ja

 

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