「MSC Nastran 2021.2」リリース

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2021年6月24日

エムエスシーソフトウェア株式会社

エムエスシーソフトウェア株式会社は、「MSC Nastran 2021.2」をリリースしました。

MSC Nastran 2021.2では、以下の解析機能を強化しています。

 

■ 統合線形非線形解析(SOL 400)の機能強化

  • Co-Simulation用の新しいバルクデータ入力:流体解析ソフトウェアscFlowと構造解析ソフトウェアMSC Nastranの両方を用いたマルチフィジックスCo-Simulationのために新しいバルクデータ入力を導入しました。これにより、Co-Simulationにおける物理量の交換や制御の定義がより柔軟かつ簡単にできます。

 

  • 積層複合材部品間の接触検出に関する機能強化:V2021.2 の機能強化により、PCOMPとPCOMPG入力のZ0を用いてオフセットしても、積層部品間の接触検出が正確に計算できます。

 

■ ハイパフォーマンスコンピューティングの機能強化:

  • ACMS(自動部分モード合成法)による流体モードの計算:従来ACMSは構造モードの計算にのみ対応しておりましたが、V2021.2 より、流体モードの計算でもACMSを利用できるようになりました。これにより、大規模な流体モードの計算または流体・構造の連成解析をより短時間に計算できます。

 

  • FASTFRモジュールの改良: FASTFR法による周波数応答解析において、並列計算のアルゴリズムの改良により、多くの荷重ケースを有するモデルの計算効率を改善しました。

 

  • 複合材積層応力計算とランダム応答解析の高速化:マルチスレッド等の最新のコンピューターアーキテクチャを有効に利用するために、複合材積層応力計算のモジュール(SDRCOMP)とランダム解析のモジュール(RANDAM)を強化し、大幅な高速化を実現しました。あるテストモデルでSMP=8を用いた解析では、V2021.1に対し、7倍のスピードアップを示しました。

 

  • SOL 400におけるPardisoソルバーの改善:材料、形状および3次元接触を含むSOL400非線形解析では、通常数百ないし数千回の反復計算を伴い、Pardisoスパースソルバーを用いたマトリクス方程式を解く時間は全計算時間の30~40%を占めます。V2021.2では、マトリクスのリオーダリングの再利用に関する最適化やマルチスレッドの利用改善を施し、Pardisoソルバーの計算時間を5%~25%短縮しました。

 

  • SOL 400アドバンスト非線形要素の計算パフォーマンスの改善:非線形解析では、要素力や要素マトリクスの計算が全計算時間の1/3を占め、多くの計算時間が費やされます。V2021.2では、マルチスレッドを用いた並列計算の強化により、アドバンスト非線形要素の要素力とマトリクスの生成に大幅なスピードアップを達成できました。390万自由度の非線形計算モデルで16 SMPを用いた計算では、V2021.1に対し、約60%のスピードアップ、全計算時間を15%短縮しました。

 

■ 疲労解析の機能強化:

  • V2021では、最新のCAEfatigue疲労解析ソルバー技術をMSC Nastranの疲労解析に利用することにより、時間領域の疲労解析ソルバー(NEF)のパフォーマンスが大幅に向上しました。V2021.1では、疲労評価にクリティカルな場所(ホットスポット)の数を指定できるようになり、より効率的な疲労評価解析が可能になりました。V2021.2では、パフォーマンスのさらなる向上を図ると同時に、CAEfatigue 2021.2のGUIによるNEFのプリ・ポストサポートを開始しました。

以上

■この件に関するお問い合わせ

エムエスシーソフトウェア株式会社 マーケティングコミュニケーション部  秋元

TEL: 03-6275-0870  / E-mail: hexagonmi.jp.marketing@hexagon.com