パナソニックエコシステムズ、シーリングファンの高精度な流体解析に「scFLOW」と「MSC Nastran」を連成したCo-Simulation技術を活用

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2019年6月10日
エムエスシーソフトウェア株式会社
 
エムエスシーソフトウェア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:加藤 毅彦、以下MSC)は、本日、パナソニックエコシステムズ株式会社(本社:愛知県春日井市、代表取締役社長:小笠原 卓、以下、パナソニックエコシステムズ)が、シーリングファンの空気力や遠心力による変形を考慮した高精度な流体解析に、熱流体解析ソフトウェア「scFLOW」と構造解析ソフトウェア「MSC Nastran」を連成したCo-Simulation技術を活用していると発表しました。
 
パナソニックエコシステムズは、換気扇、空気清浄機、扇風機、送風機、シーリングファンなどのファンを用いた製品を広く展開しています。1980年代からこれらの製品の開発においてCAEを活用した強度・振動解析を行い、近年はニーズに応じて成型・衝撃・流体まで適用領域を拡大しています。
 
同社では、従来からMSC Nastran SOL400による非線形構造解析ならびにscFLOWによる流体解析を活用して、シーリングファンの風速分布予測や構造強度検討を行っていました。
シーリングファンでは、重力に加えて回転によって空気力・遠心力が働き、ファンブレードが変形します。特に近年は材質の樹脂化やファンの大型化が進んでおり、変形の影響が大きくなっていましたが、従来は変形を考慮した流体解析が困難でした。
 
MSCから3月にリリースされた「MSC CoSim engine」は、構造、熱流体、機構の異なるソルバー/解析分野を連成させるCo-Simulationインターフェースを提供し、エンジニアリング・設計のタイムスケール内で、従来検討が困難だった物理現象について、高精度で効率的な解析を実現します。
 
同社では、この度MSC CoSim engineを導入し、MSC Nastran SOL400とscFLOWによるCo-Simulationを行うことで、従来から使用してきた解析モデルをほぼそのまま使用して、ファンブレードの変形を考慮した流体解析を容易に実施できることや、エアコンの気流により発生する構造振動など、従来は不可能だった現象の解析が可能であることを確認しました。
 
パナソニックエコシステムズ株式会社R&D本部 熱・流体開発部の重森正宏氏は次のように述べています。「MSC CoSim engineの導入により、従来実現困難だった連成解析が容易に実現できました。今後は実験による精度検証を行うとともに、変形による影響を考慮したブレード形状の設計に役立てていきたいと考えています。」
 
本事例に関しては、7月10日開催の当社年次ユーザーカンファレンスにて発表が予定されています。
■MSC Software 2019 Users Conference公式サイト
 
*記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
以上
 
■MSC Softwareについて
MSC Software Corporationは複合領域シミュレーションソリューションのグローバルなリーディングカンパニーとして製品の設計やテストにおける品質向上、時間短縮、コスト削減を支援するソフトウェアおよびサービスを提供しています。MSC Softwareはシミュレーション技術ソフトウェアならびにサービスにより短期間でより優れた製品を開発できるよう世界中の何千社もの企業と協業しています。
MSC Softwareは米カリフォルニア州ニューポートビーチを本社とし、世界22カ国に支社・支店を展開しています。1982年2月に日本法人を設立し、東京本社の他大阪・名古屋に営業拠点があります。従業員数は世界で約1,500名です。
MSC Softwareは、産業地理空間情報ソリューションで生産性と品質を改善するITソリューションのリーディンググローバルプロバイダーであるHexagon(NASDAQ Stockholm:HEXA B; hexagon.com)のグループ企業です。ホームページ:http://www.mscsoftware.com/ja
 
■本件に関するお問い合わせ
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